2021年総括&2022年のご挨拶
こんにちわ。ピアの輪 カウンセラー はらしまみゆきです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今年もあっという間に年末を迎えてしまいました。
この一年はというと、やはりコロナの影響で、いろいろな事を乗り越えてきた一年という印象です。
皆さまもコロナ禍のこの一年、妊活や婚活、あるいは妊活を卒業され新たな道を選択し、さまざまな出来事、心や身体の移り変わりなどを経験されたかと思います。
この状況の中で辛い思いや苦しい気持ち、そしてその気持ちさえも何だかわからない。だけどモヤモヤ。
忙しい日常の中で、そんな気持ちに蓋をしてやり過ごしていたり。
私も妊活していた時、また妊活を卒業して夫婦二人の人生を選択した日など、そういった気持ちになり苦しかった時もありました。
それからも様々な悩みなど、生きていればもちろん出てくるもので。
その度に周りにいる方々のおかげであったり、何よりも大切な家族のサポートのおかげで今、私はここにおります。
衝撃をうけた生き様
それから人との関わりの他に、私が『人生の教科書』だなぁと思っているある方のエッセイをご紹介します。
それは美術家の篠田桃紅(しのだ とうこう)さん。篠田さんは今年3月お亡くなりになりました。享年107歳。
この方を知った時から、私が生きていくうえで、何かに迷ったり、悩んだりした時に、その本を読み返しています。
私が篠田さんを知ったキッカケは、数年前テレビにご出演されていた時でした。
その時は100歳をすでに過ぎていた篠田さんの生き様や、考え方に衝撃を覚えました。
その時おっしゃっていた言葉が、
自分の人生は自分しか通用しない
女の人は一人で生きてたら可哀想だなんてとんでもないわよね。日本の男の人って本当に自惚れてる。
一人でいることを哀れな事として見てますよ。私は哀れまれてます。
自分たちは女性を幸福にする力があると思ってる。人が人を幸福にし得るなんて無理。
“自分の価値観で生きる“
篠田さんは、生涯独身で「人生は一人でも面白い」とも仰っています。
その言葉が凛として、潔ささえ感じる人生の捉え方などが私には衝撃で、もっと篠田さんを知りたくなりました。
そして、『一〇三歳、ひとりで生きる作法』や『一〇五歳、死ねないのも困るのよ』などの著書があるのを知って拝読しました。
篠田さんの著書に、こんな言葉があります。
『道草』
なにが大切かということを
常に探しながら生きていると、
それは目標を決める生き方ではなくて、
とらわれない生き方だと思う。
横にいいものがあったら、
ちょっと寄ったほうがいいですよ。
道草は大切です。
何かホッとしますね。
日常の忙しさに疲弊し、自分の思いどおりにならない人生と他人を比べて羨んだり妬んだり。
「こうあるべき」と勝手に思い込んで自分を苦しめてしまう。
そしてまた更に疲弊する。
そんな凝り固まった気持ちに、この道草は何か重い荷物をストンと降ろさせてくれる救いの言葉に感じます。
皆さんは『人生の教科書』ありますか?
私には、篠田さんの言葉の数々がお守りのようにもなっていて、とても心強いです。
人それぞれ、考え方が違います。
自分にあう『人生の教科書』を探してみるのも面白いかもしれないですね。
そして2022年もピアの輪では、皆さんと共に歩んでまいります。
引き続き、お身体に気をつけてお過ごしください。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。